Mr.POD:
イタリアと日本、両国のエスプレッソ事情に精通なさっている横山氏ですが、エスプレッソ文化の大きな違いは何ですか?
横山氏:
イタリアにはエスプレッソしかありません。日本と違いブレンドコーヒーやインスタントコーヒーはありません。イタリアではカフェのみならず、家庭はもとよりオフィスやツアーバスの中でさえエスプレッソが楽しまれています。イタリア人にとってエスプレッソは無くてはならないものとして、生活の中に溶け込んでいます。
日本ではエスプレッソはまだ生活に浸透しているとは言えないでしょう。エスプレッソは30ccと少量で楽しむ飲み物ですが、エスプレッソを注文すると少量である事を確認するカフェが多い事からもそれがうかがえます。 |
Mr.POD:
エスプレッソの楽しみ方での違いは何ですか?
横山氏:
日本ではブレンドコーヒーの名残のせいか、砂糖を入れずにエスプレッソを楽しむ方がたくさんいらっしゃいます。しかし、イタリアではエスプレッソには必ずといって良い程砂糖を入れて楽しみます。と言うのもエスプレッソは砂糖を入れる事により味わいと風味が増すからです。エスプレッソは砂糖を入れて初めてエスプレッソになります。皆さんもエスプレッソは砂糖を入れて楽しんでください。 |
Mr.POD:
街ではブームとなり、今では文化として根付いたエスプレッソですが日本の家庭への普及が遅れているのは何故だと思いますか?
横山氏:
エスプレッソを美味しく楽しむ為には、美味しい豆だけではなく正しい知識と技術が必要となります。日本にはいまでも間違ったエスプレッソに関する知識が広まってしまっている為、家庭で個人が気軽に美味しいエスプレッソを楽しむ事が困難になっているのです。その為、エスプレッソはカフェで楽しむものであって、家庭で楽しむ物では無いという認識が広まってしまっています。 |
Mr.POD:
この度、オリジナルカフェポッドを作った理由は何ですか?
横山氏:
カフェポッドを使えば専門的な知識や技術が無くても、もっと身近にエスプレッソを感じてもらえるからです。
これはカフェをオープンさせた理由にも通じます。
イタリアでエスプレッソを学ぶ機会を得た自分は、日本でのエスプレッソに対する捕らえ方に多くの間違いがある事を知りました。“苦いだけ”“カフェインが多い”“高い”等、エスプレッソに関する認識は間違いです。その誤解を解き、正しいエスプレッソを皆さんに身近に楽しんで頂く事が自分の願いです。
「こんなエスプレッソなら毎日楽しんでいたい!」私のエスプレッソを飲んで、そうおっしゃってくれる方もいます。そのような方からは「自分でも同じようにエスプレッソを作る事はできますか?」と聞かれますが、正直申しましてそれはやはり無理です。しかし、それに近い正しいエスプレッソを毎日楽しむ事はできます。
それがカフェポッドです。
豆を挽いたり、タンピングする必要のないカフェポッドならスイッチ1つでエスプレッソが楽しめますので、より生活に溶け込んだエスプレッソを楽しんでいただけると思います。
またカフェポッドは種類も豊富で、ポッドを変えるだけで色々なエスプレッソを楽しめるという利点もあります。自分に合ったエスプレッソを探す楽しみも生まれます。 |
Mr.POD:
最後になりますが、バリスタ日本チャンピオンである横山氏にとってカフェポッドとはどのような存在ですか?
横山氏:
私はカフェポッドを素晴らしいものだと思っています。家庭で気軽に楽しむ本格エスプレッソとして、これ程簡単で便利なものは無いでしょう。家では自分で淹れたイタリアンコーヒーを楽しみ、街のカフェではバリスタの淹れたエスプレッソを楽しむ。家でエスプレッソを楽しむ事によって、カフェで飲むエスプレッソの楽しみも広がってくると思います。そんなイタリアのようなエスプレッソ文化をつくる為になくてはならないもの、それがカフェポッドです。 |
Mr.POD:
家庭用マシンを使用する際のアドバイスをお願いします。
横山氏:
適温ランプが付いてもすぐに抽出するのではなく、二度三度豆をセットせずにお湯を空出ししてから抽出するようにします。
何度かお湯を出す事によってホルダーも含めたマシン全体が温まるからです。
その時一緒にカップを温めると良いでしょう。
エスプレッソは温度が下がると風味が損なわれてしまうからです。
空だしが終わって適温ランプが付いてから10分位待って抽出を始めます。
マシン内部が温まりお湯の状態も安定するので、クレマ豊かな本格エスプレッソが抽出できます。 |